するつもりのなかった浴室リフォームで、大正解!の巻
「リフォームしよう!」
と、思い立つ、あるいは、
「見積頼んでみよう!」
とアクティブになるきっかけって、いろいろあると思います。
新聞の激安チラシを見たり、リフォーム相談会のチラシをみて実際に足を運んだら、なんとなくその気になったり。
でもそれ以外にも、チラシやイベントに関係なく当社に電話やご来店いただくお客さまもいらっしゃいます。そのほとんどの方が、住宅に関して明確な目的をもってらっしゃいます。
「キッチンが古くて暗いから、明るいステキなキッチンにしたい」
「浴室の段差が危ないから、バリアフリーのシステムバスにしたい」
「リビングの風通しが悪いので、どうしたらいいか相談したい」
そして、その明確な目的に沿う形で、私達プロがプランや設計を提案し、細部まで打ち合わせをしていく中で、最終的には予算にあったお見積内容にて工事のご契約、という流れになります。
H様の場合も、とても明確なご希望がおありでした。
その目的とは、
「雨戸や玄関ドアが木製なので、アルミサッシに替えたい」というものでした。
H様は、昨年当社が工事したS様のお知り合いで、S様から「テイキング・ワンいいよ~」と聞いて、当社にお電話いただいたのでした。
さっそく現場調査にうかがいました。
ところが、実際に現地にて打ち合わせをしていると、どうも浴室のリフォームにも興味がおありのご様子。
「雨戸や玄関と一緒に、浴室リフォームの見積もしてください」
「それでしたら、ぜひLIXILのショールームで打ち合わせをしましょう。LIXILショールームなら、玄関ドアやサッシ類、システムバスなどの商品がたくさん展示されているので、全部ご覧いただけますよ」
という運びになりました。
昨年末の、消費増税前の時期だったので、できれば増税前に工事された方がお得かなと、急いで概算見積をお出しして、あとはショールームで細部の仕様決めをとおすすめしたのですが、H様もお忙しく、いざショールームへ!となると、なかなか奥様とご主人様の時間をあわせることができなかったのです。
そして、
「忙しいので工事は来年の春、消費増税のあとにします」
ということになりました。
・・・それから半年。
今年の4月、当社ではLIXILショールームにてリフォーム相談会を開催することになりました。
そろそろH様もお時間にゆとりができた頃かなと思い、ぜひご来場くださいとお声をおかけしましたら、ご夫婦そろってショールームに来てくださいました。
半年という長い期間があきましたが、だいたいのお見積はお出ししていましたので、するすると前回打ち合わせた内容の続きができました。
システムバスの床やバスタブ、壁の材質や色決めをし、洗面所の床はこれ、壁はクロス張替、新しいスイッチはここ、コンセントはこことここ、と、図面を見ながら再確認、あとは最終的な見積書を作成してご契約です。
と、ここで、当初の目的であった玄関ドアと雨戸のリフォームをどうするかという問題が勃発です。
半年の間に、H様ご夫妻の間では、浴室リフォームのウェイトが大きくなり、玄関ドアや雨戸との優先順位が逆転していたのでした。
ですので、見積は2種類に分けました
「玄関ドア・雨戸・浴室リフォームすべてを含めたお見積」
「浴室リフォームだけのお見積」
この2つを提出して、あとはH様にゆっくりお考えいただくこととなりました。
多分、相当悩まれたのではないかと思います。
でも、浴室リフォームは、実はご主人様が強く希望されていたそうで、結果、今回は浴室リフォームだけをする、というお返事をいただきました。
ただ、どうしても早めに取り替えておきたい雨戸が1箇所あるので、そこだけは今回同時に工事して欲しいということで、それで契約を交わしました。
無事、工事が終わり、新しいお風呂にご家族みなさん大満足いただいたようで本当に良かったです。
奥様は、ご自身が選んだピンクの壁がとてもお気に入り。
ご主人様は、念願(だったそうです)のくつろげる風呂にご満悦。
浴室扉を引き戸にしたので、前はジメジメしていたタイルの浴室が、いつも風を通せてとてもカラッと快適、そして
「昼なのに電気がついてるかと思うくらい」
浴室が明るくなったとお喜びです。
良かったですね。
玄関ドアはあきらめたけれど、最初は全然頭になかった浴室リフォームの方を優先されて、大正解だった。
という事例のご紹介でした。
当初の目的がいかに明確でも、打ち合わせをしていく段階でリフォームの内容が変わることもございます。
そんなときも、ご遠慮なく、なんでもご相談くださいませ。
キッチンリフォームをしたいのですがと、リフォーム相談会にこられました。
今日は、筑紫郡S様邸のキッチンその他水まわり改装工事の施工事例ご紹介です。
まずはリフォームの完成写真をご覧下さい。
とっても明るい、広々としたLDKになりました。
以下がリフォーム前の写真です。
写真左側の、カレンダーのかかっている柱が構造の関係で取れないため、それを利用して食器棚やカウンターが配置されているのですが、リビングとダイニングが壁で仕切られたように、暗く、閉塞感を感じるということでした。
キッチンや家具の色がダーク系のブラウンで統一されているのも暗さの一因ではありますね。
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S様は昨年5月、LIXIL福岡総合ショールームでの弊社リフォーム相談会に、ご夫婦でこられました。
手にはリフォームプランの図面が。
お話をうかがうと、すでにキッチンリフォームのお見積を他社で取られているとのこと。でも、金額も高いし提案されているプランにも満足していない。そんなとき弊社の相談会をお知りになって、ご来場いただいたとのことでした。
その図面を見たとたん、私の脳裏に対面式キッチンのプランがぱっとひらめき、ついついその場で口走ってしまった一言が、たまたま奥様のご希望と合致したため、その後、奥様の理想とするリフォームプランについて、かなり熱く語っていただいたのでした。
私は奥様の熱い思いをひしひし感じながら、心の中では「もし現場調査をした結果、このプランが実現不可能だったら申し訳なさすぎる!」と冷や汗をかき、これ以上話が盛り上がらないうちに、「まずは現場調査を致しましょう」と、どうにか話を終わることができました。
新築ではなく、リフォームですので、できることとできないことがあります。現地を見ない状態で夢ばかりふくらむと、あとでガッカリということにもなりかねないので、私達はできるだけ、現地を見てから具体的なご提案をすることにしています。
S様には、キッチンの他にも、浴室をバリアフリーにしたい、というご希望がありました。
後日現場調査に行った結果、キッチンは奥様のお望みのプランが問題なくできそうでした。しかし浴室のバリアフリーが。。。ちょっと問題ありそうな感じだったのです。
バリアフリーにするためには、構造となっている床下の梁をカットしなければならないかも・・・という懸念にぶつかったのです。
皆様ご存じの通り、住宅には木造建築のほかに、プレハブ、軽量鉄骨、コンクリート住宅などがあり、それぞれが特有の構造をもとに計算し、設計されています。
この構造というのがリフォームにとっての問題で、家全体を支える構造の一部として組み込まれている壁・柱・床下・梁などは、本来は切ったり撤去したりすることができません。
それを、リフォームのときに邪魔だからという理由で簡単に切ってしまう例が多いんですね。でもテイキング・ワンは建築士が建設業許可をとって仕事していますので、そんなことはできません。
だから、たとえ他のリフォーム業者が「できる」と言ったプランでも、テイキング・ワンでは「できない」、ということも多々あります。
というわけで、資料さがしです。住居の図面には浴室の梁がどうなっていて構造としてどう働いているかまではわかりません。いまついているユニットバスの図面があれば、目に見えない浴室の床下がどのようになっているか類推できるでしょう。いまついているのはLIXIL(旧INAX)のユニットバスです。さっそくLIXILに相談しましたら、みごと、その家についているユニットの図面が手に入ったのです!
これは意外とすごいことなんですが、どのようにすごいのか説明すると、ただでさえ長くなっているブログ記事が倍長くなるので割愛しますが、とにかくすごいことでした。
この図面が手に入ることによって、リフォームしてバリアフリーにできることが確認でき、無事、キッチンも浴室も、奥様のご希望通りのプランで進めることができました。
できあがった図面がこれです\(^o^)/
もちろん、奥様には一発でこのプランを気に入っていただきました。キッチンの仕切り部分をカウンター式の対面キッチンにし、天井を大きく開口。外壁側の収納スペースまで「見せる」演出と、インテリアの床材や建具に明るい色を採用することで、同じスペースでも、かなり広く、そして明るく感じるはずです。
あとはスイスイと運びました。
下調べを充分にしていたので、工事中に問題も起きず、工程どおり、見積予算どおりに工事は完成し、予想以上のできあがりに、とてもお喜びいただけました。
【浴室 工事前】
入口がかなり上がっています。これがバリアフリーになったら、動きやすいばかりでなく、全体のデザインもすっきりします。
↓
【浴室 工事後】
本当にスッキリしましたね。これで脱衣場もひろびろと使えそうです。これだけ入口の開口が幅広いのは、3枚引き戸だからです。
皆様も、もしこれから浴室リフォームされる時は、条件があえばぜひシステムバスの3枚引き戸タイプをチョイスされて下さい。広く使えるし明るいし、折れ戸や開き戸に比べてドアの開け閉めもスムースです。
下は、浴室全体の写真です。
明るく清潔な、すがすがしい色合いですね。
廊下も、床の色や建材、扉を変えると、こんなにもイメージが変わります。
↓
そして、とくに期待していなかったけど、終わってみればこれが良かった!
というのが、断熱内窓インプラスです。
リビングの大きな窓も、これだけ広いと冬は寒気がすごいのですが・・・
リフォーム後はこんなにおしゃれになって、かつ、二重窓なので寒気が室内に入り込みにくい。↓
いかがでしたか?
広くて明るくて、そして温かなぬくもりの感じられる家。
わんこの背中が幸せのシンボルみたいで、ほのぼのしますね♥
クリナップのキッチンでLDK改装工事 床暖房が最高です!
まずは完成写真からご覧下さい。
ピッカピカのキッチンは、クリナップ。大容量収納ボードもすべてクリナップという、とっても豪華なフル装備キッチンとなりました。さてさて、これだけのフル装備になったのには、理由があります。
実はお施主様は、調理関係のお仕事をされていて、自家製の野菜などを調理することもあり、リフォームにあたってキッチンの充実は欠かせない部分だったのです。
下が、リフォーム前のキッチンの写真です。
お手入れが行き届いていて、ステンレスの部分はピッカピカですね。でも、たくさんのフライパンや鍋が吊されていて、収納の少なさが写真だけでもうかがい知れます。
それと、台所の照明がついていますが、実は撮影したのはお昼間だったのです。そう、間取りの都合で光が入らず、昼でも照明が必要なくらい、暗かったのです。
「明るくて風通しが良く、使いやすいリビングダイニングに」
これが奥様の長年の夢でした。
さて、では、どうすればそのような間取りになるのでしょうか。
以下は、リフォーム前の図面です。
台所とリビングが続き間になっているものの、物を置く場所がない等のいきさつから、だんだん続き間を隔てる引き違い戸は開けないことが多くなり、今ではだれも入ることがなくなって。。。
お客様がいらした時だけ、廊下がわのドアを開けて入っていたのが現状でした。
そしてこれこそが、光と風を通さない大きな原因だったのです。
じゃあ、開ければいいじゃない。
でも、それでは、キッチンに入りきれない大量の道具達はいったいどこへ置けばいいの?
そこが今回のリフォームのカギとなりました。
さっそく、光と風の通る間取りの図面起こしにとりかかります。
テイキング・ワンでは、ことあるごとに言っていることですが、図面を書く時は、食器棚やテーブル、テレビ、パソコンなど、家具や電気製品をどこに置くかを考えながら作成します。
なにも置いてない空っぽの図面なら、それはさぞかし広々として明るく感じることでしょう。でも、実際の生活は、箱の中でするわけではないですから、必要な家具を配置した上で動線や、光と風の通り道を確保していくことが重要になります。
そして出来上がったのが、下の図面です。
もちろんシステムキッチンやテーブル、ソファ、冷蔵庫などは実寸をもとに配置しています。これだと、実際に料理をするときの自分の動き、お客様がみえたときの動きなどが想像しやすいですよね。
「ここはもっと広くとりたい」
「テーブルはもっと大きい物を買換ようと思っていたけど、窮屈になりそうだからやめにしよう」
などといった改善案も見えてきます。
そして、電化製品を置く場所が決まったら、コンセントの位置なども「ここに4つくらい必要ね!」と、具体案まで出てきます。
そして最終提案で決まったのが、「床暖房」です。
光と風が通りにくい というお悩みの次に感じてらしたのが、「底冷えする」こと。
北側だからある程度はしかたないとしても、底冷えは体に良くありません。
古い床を1度全て取り払って断熱材の上に新しい床を置く事は決まっていました。新設のガラス窓も、寒さ対策として二重ガラスに決まっていました。
それでも、やはり、床暖房があるとなしでは大違いです。
図面ではわかりにくいかもしれませんが、床の色が真ん中あたりが少し濃くなっている部分があります。表面はまわりの床とまったく区別がつきませんが、色の濃い部分にのみ床下に配線キットが入る事になります。
こんな感じですね。
詳しくは大建工業の床暖房のページをご覧下さい。
http://www.atatakalife.com/product/twin12-vc/index.html
さて、長くなりました。その床暖房を設置したあとの全体の床の様子です。
仕上げの床が同じなので、表面は床暖房の入っている所とそうでない所の区別がまったくわかりません。
ところが、足を載せたとたん、
「わ、あったかい♥」
と、♥入りのため息がつい漏れてしまう、そんなやさしい暖かさなのです♥♥♥
広くて明るく、しかも暖かいリビングダイニングのできあがりです\(^o^)/
収納力たっぷりのクリナップのキッチンは、清潔感も高級感も、そして使い勝手もばっちりです!!
M様邸 浴室洗面リフォーム工事
8月24日に完成したばかりの、浴室洗面改装工事の事例ご紹介です。
まず、リフォーム後の完成写真からご覧ください。
TOTOのスプリノです。スッキリとした色合いの、すてきなバスルームになっています。
それでは、工事前の写真と見比べてみて下さい。
築40年近く経つ木造住宅で、市松模様の洗面所床はブカブカしていました。そして全体的に暗い、寒い、というのが、この時代の住宅に共通した悩みではないでしょうか。リフォーム後は、以下の3つの問題点が解消されているのが、写真を見ただけでおわかりいただけるかと思います。
①床のブカブカ
②浴室入り口の段差
③暗さ
さて、施主のM様とは、5年目のおつきあいとなります。
5年前、トイレを改装したいとのご相談に、ご主人様がご来店下さいました。ちょびっとだけ頑固なご主人様は、トイレを実際に工事し終わるまで、いろいろとチェックが厳しかったです(^^;
ですが、工事が終わって完成したトイレリフォームをご覧になると、すっかりご満足いただき、にこにこ笑顔で
「風呂もリフォームしたいなぁ」
とのお言葉が!
給湯器が古くなっていたので、一緒にお風呂も取り替えようかという話になったのでした。
ですが、諸事情で、このときには浴室リフォームは見送りに。給湯器だけは取り替えということになりました。でも、いずれは浴室をリフォームするので、このときに、システムバスに合うタイプの、1つ穴の給湯器を取り付けておきました。
……あれから5年。
長かったようで短かったようで。この間、M様の長男さまご自宅の浴室リフォーム、次男さまご自宅のトイレリフォームをご紹介いただき、このたびやっと、ご本人さまご自宅の浴室リフォームが現実となったのでした。
この5年で、ご主人様は、少々体調を悪くされて、段差のある寒いお風呂が、かなりつらくなったという事情もあります。それでも、昔気質の方ですから、我慢できるうちは我慢をと考えてらしたようで、新しくなった浴室洗面を見て、
「こんなに良くなるなら、もっと早くリフォームしとけばよかったかな」
と、おっしゃいました。
リフォームすれば良くなるのはわかっていても、なかなか踏み切れないのも事実です。わたしたち工事店は、どうせするなら、早くした方が、早くいい思いができると知っていますが、それを、リフォーム検討中の方々に上手に伝えることができません。
私達が言うと、押しつけに聞こえてしまうこともあるでしょうから、あまり言えないんですね。
なので、ブログで言ってます\(^o^)/
リフォームをご検討中の方、または、住宅のことでのご相談がありましたときは、お気軽にテイキング・ワンにお尋ね下さい。<(_ _)>
★5年前にリフォームしたM様邸トイレです。
花瓶のお花が、とても良い色合いのアクセントになっていますね♥
塗装工事現場便り A様邸
外壁塗装工事は、もしかしたら皆様にとって最も身近なリフォームなのかもしれません。
いろんな業者さんがやってきて、「屋根や壁がいたんでますよ。塗り替えませんか?」と訪問販売してきたり、電話がかかってきたり。
テイキング・ワンでも外壁や屋根の塗装をしていますが、こちらから積極的におすすめすることは少なくて、むしろお客様の方から相談があることが多いのです。
どんなご相談かと言うと、
「○○会社の▽▽さんという人がきて、『このままじゃ屋根が雨漏りするからすぐに塗装した方がいいですよ。今なら80万円のところを60万円でしてあげます』って言って帰ったんだけど、本当に雨漏りするのかしら!」
または、
「お宅は道路際で目立つから、モニター価格で200万円の塗装を150万円でさせて下さいって言われたけど、それでも高いような気がするのでテイキング・ワンで見積もってくれる?」
などといった内容です(^.^)
塗装で雨漏りが防げるとは思えないですし、なにを根拠に「このままじゃ雨漏りする」と言っているのかわかりませんので、気にしなくていいとは思うのですが、どうしても心配とおっしゃる方には、瓦の点検ができる、ちゃんとした職人さんをご紹介しています。
点検の結果、特に問題なければ、点検料だけいただいて帰りますし、もしなんらかの補修をした方が、のちのち良いようであれば、補修工事の提案や見積をお出しして、ご検討いただきます。
とりあえず、今、実際に雨漏りしているのが目で見てわかるようでなければ、そんなに急ぐ必要はないでしょう。
あと、150万円という見積が高いか安いかは、工事の内容によりけりなので、一概には言えません。安くても、かえって心配と言われる方もおられます。ペンキを水で薄めて塗るんじゃないか、二度塗りとか言って本当は一度しか塗らないんじゃないかと、疑いだしたらキリがありませんので、値段だけではなく、本当に信用に足る見積内容かどうかでご判断ください。
テイキング・ワンでおすすめしているのは、塗装の時に、板金を取り替えたり、木の部分を樹脂製のものでカバーしたりする補修工事を同時にやってしまうことです。
屋根の板金や、破風の木部は、どうしたって年月が経てば錆びたり腐ったりします。
それを塗装だけで防ぐことはほぼ不可能です。もし塗装だけでメンテナンスを考えるなら、そういう痛みやすい部位は一年に一回くらいマメに塗装しなくてはいけません。
耐久性にすぐれたガルバニウム鋼板やステンレス板金に取り替えたりカバーしたりすれば、メンテナンス性は格段にアップします。
こういった補修工事には足場が必要ですから、塗装の時に一緒にしておけば、割安で工事できるのです。
と、百の言葉を尽くすより、写真でご紹介した方がわかりやすいですね。
1.こちらのお宅、A様邸は築後30年未満の工業化住宅です。玄関のヒサシの鉄部がペンキがはげてぼろぼろなので、はずします。
↓↓↓ ガルバニウム鋼板で巻いて、スッキリ美しくなりました。
2.屋根の板金が錆びてしまっています。
↓↓↓ こちらもガルバニウム鋼板に取替。板金職人さんが、平らな鋼板を、このように屋根の形にあわせて折ったり曲げたり加工して持ってきます。すごわざです。
棟を鋼板で覆ったあとで、瓦にこびりついた苔を落としながら高圧洗浄します。
3.屋根塗装前
↓↓↓ 塗装後です。ピッカピカ。
4.雨戸もいったんはずしてから、一枚一枚ていねいに仕上げます。
5.雨樋も、傷みがひどい場合には取替できますし、金具だけ取り替えることもできます。
いずれにせよ、住宅によって状態は異なりますので、補修工事のやり方も千差万別、予算だって限りがありますから、全体のバランスを考えながらご提案・お見積もりしています。
住宅メンテナンスの総合的なご提案は、ぜひ(株)テイキング・ワンにご相談くださいヽ(^。^)丿
テイキング・ワンHP http://www.taking-one.com/
台所の水漏れ改善工事事例
今年の春、洗面台を取り替えたお宅でのことです。
白蟻の床下点検も、もうかなりの間やっていないから・・・ということで点検の依頼を受けました。すると、台所のシンクの下にあたる床の部分が湿気てカビがはえ、木部が腐っているのがわかりました。
この写真で見た限りでは、流し台の排水管のまわりが腐りがひどいので、流し台扉をあけて中の排水管を確認するも、水が漏れた形跡はなし。
ということは、流し台の下のスペースで、排水管に亀裂が入るかどうかして、じわじわ水がにじんでいるのか?
これは1度、シンクをはずしてみないことには、原因の断定ができないなあ・・・
ということで、お客さまにご相談。
すると、今の流し台は古いし、水栓金具も使いにくい高さにあるので、どうせ1度はずすのだったら、新しい流し台に替えたいということになりました。
さて、注文しておいた新しい流し台がやってきました。
いよいよ流し台をはずして水漏れの原因を突き止めます。
はずします!
はずれました!
写真ではわかりませんが、水漏れの原因は排水管ではなく、水栓金具につながっている、タイル壁の内側を通っている給水管が、壁内のどこかで水漏れをおこしているようなのです。
またまた見えないところで!
と思いましたが、職人さんは、タイルの壁を壊すことなく、改善する方法を考えてくれました。
壁の中の、水漏れを起こしている給水管には水を流さず、外壁側からバイパスを通してやって、水栓金具に水を引き込む方法です。
それだと、大がかりな工事にもならず、お客さまも一安心。
水でふくれて悪くなっていた床を切り取って、新しい板でふたをします。
あとは新しい流し台をつけてから、外で給水管のバイパス工事を施します。
ぴっかぴっかの新品流し台になりました。
クリナップの流し台で、中も外も全部ステンレスです。さすがクリナップ。高級キッチンでなくても、いい仕事してますね~~~。
洗面台を取り替えたことがきっかけで床下点検をして、点検をしたおかげで水漏れに早めに気づいて、水漏れ修理をしたおかげで流し台が新しくなって、まるでわらしべ長者みたいねと、お客さまが喜んでくだすったのが、ありがたいですね。
キーワードは「おしゃれ」と「小便器」
久々の更新です。
テイキング・ワンは今年10月に株式会社になりました。
その手続きやら建設業許可の取り直しやらで、ここ三ヶ月は本当に、息つく間もない日々でした。
はっと気づいたら、もう年末。。。でも、今年も、いろいろなお客様とのステキな出会いがありました。
その中でも今年最後のスペシャルなお客様のリフォーム事例をここにご紹介致します。
T先生様邸。
T先生は、私たちを教えてくれた恩師、というわけでは全然ないのですが、今から25年前、テイキング・ワンの社長が、当時学校の先生をされておられたT様邸の新築住宅を設計したご縁から、ずっと「T先生」と呼ばせていただいておりました。
T先生は、このたびめでたく定年を迎えられ、いまは悠々自適な生活を楽しんでらしたところ、ひょこっと弊社イベントに足をお運びいただき。。。ご自宅のトイレリフォームの件で、ご相談をいただきました。
「ほっほっほ」
T先生は、にこにこ笑顔で微笑まれます。
「ぼくはね、おしゃれなトイレにしたいんだよ。だから、おしゃれなトイレにしてくれる?」
「えーっと・・・」
「あと、小便器は必須ね。男はやっぱり小便器!」
「は、はあ」
おしゃれと言われましても、どんなデザインをおしゃれと感じるかは、人ぞれぞれ千差万別。しかも小便器を組み入れての「おしゃれ」となると、これはけっこう難しいのではでは。と、そんな泣き言は通用しません。T先生にとって「小便器のある、おしゃれ」なトイレを、なにがなんでもリフォームで実現しなければ!
ということで、いままでの施工例、TOTOのカタログやプレゼンテーション、その他全国各地のおしゃれそうなトイレを探して、どれがT先生の感性にhitするかを模索する日々。
そして、プレゼン用に作成したのが、このパース。
これがみごとにT先生のハートにズギュンとヒットしたようで、この色合いや窓の位置、さらに間接照明を利用した演出がとても気に入られたようでした。
よかった、よかった。
イメージが決まってしまえば、あとは早いですね。実際に設置する器具の詳細を決めたり、配置をいじってみたりと、T先生も楽しそうに、ご自身の要望や注文を出して下さいます。イメージはどんどん膨らんでいくようです(^^)
さて、ある程度打合せが終わったら、それをもとに図面を作成していきます。
図面では、実際にリフォームが完成したときに最も重要な、「スイッチ」「コンセント」「リモコン」「トイレットホルダー」「照明器具」などなどの取付位置や、工事の時に重要となる「給水」「排水」「窓」「手洗い器」「便器」等の設置位置などを明確に記し、また、必要に応じて平面図だけではなく立面図も起こして、より具体的なイメージがつかめるように、そして工事後に「やっぱりこうすれば良かった!」という後悔が少なくなるように、細かいところまでプレゼンします。
スイッチの場所やコンセントの場所って、想像以上に大事ですものね。
あと、T先生のトイレ改装のワンポイントとして、ちょっぴり「増築」していることも、おしゃれなトイレ実現大作戦の重要な要素となっています。
図面を見ていただくと......
ちょっと小さくて見にくいかもしれませんが、大便器の奥の方、リフォーム前の図面と見比べたら、壁位置が変わっているのがおわかりでしょうか。
トイレ、浴室、キッチンなど、もしほんの30cmでも 増築する余裕があれば、ずいぶん使い勝手がよくなる改装って多いのです。壁を30cm外に出すだけなら、屋根も扱わなくていいし、費用はそんなにかからないんですよ。
とはいえ、さすがにここまで「凝った」おしゃれなトイレ。全体改装して、TOTOの最高級トイレ「ネオレスト」と「小便器」の両方を設置した高級リフォームですから、ここまでくると費用はやはり、それなりにかかりました。
あまりくわしく言わない方がいいかもしれませんけれど……
150万円~200万円の間。
とだけ、言っておきます(^^)
それでは、T先生のお宅の、おしゃれになったトイレの写真を、楽しんでいってくださいませ♥