テイキング・ワン施工例のページ

テイキング・ワンの施工実例を集めたページです。まだ掲載物件は少ないですが、随時増やしていく予定です。どうぞごゆっくり見ていってくださいませ。

キッチンリフォームをしたいのですがと、リフォーム相談会にこられました。

 今日は、筑紫郡S様邸のキッチンその他水まわり改装工事の施工事例ご紹介です。

 まずはリフォームの完成写真をご覧下さい。

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 とっても明るい、広々としたLDKになりました。

 以下がリフォーム前の写真です。 

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 写真左側の、カレンダーのかかっている柱が構造の関係で取れないため、それを利用して食器棚やカウンターが配置されているのですが、リビングとダイニングが壁で仕切られたように、暗く、閉塞感を感じるということでした。

 キッチンや家具の色がダーク系のブラウンで統一されているのも暗さの一因ではありますね。

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 S様は昨年5月、LIXIL福岡総合ショールームでの弊社リフォーム相談会に、ご夫婦でこられました。

 手にはリフォームプランの図面が。

 お話をうかがうと、すでにキッチンリフォームのお見積を他社で取られているとのこと。でも、金額も高いし提案されているプランにも満足していない。そんなとき弊社の相談会をお知りになって、ご来場いただいたとのことでした。

 その図面を見たとたん、私の脳裏に対面式キッチンのプランがぱっとひらめき、ついついその場で口走ってしまった一言が、たまたま奥様のご希望と合致したため、その後、奥様の理想とするリフォームプランについて、かなり熱く語っていただいたのでした。 

 私は奥様の熱い思いをひしひし感じながら、心の中では「もし現場調査をした結果、このプランが実現不可能だったら申し訳なさすぎる!」と冷や汗をかき、これ以上話が盛り上がらないうちに、「まずは現場調査を致しましょう」と、どうにか話を終わることができました。

 新築ではなく、リフォームですので、できることとできないことがあります。現地を見ない状態で夢ばかりふくらむと、あとでガッカリということにもなりかねないので、私達はできるだけ、現地を見てから具体的なご提案をすることにしています。

 S様には、キッチンの他にも、浴室をバリアフリーにしたい、というご希望がありました。

 後日現場調査に行った結果、キッチンは奥様のお望みのプランが問題なくできそうでした。しかし浴室のバリアフリーが。。。ちょっと問題ありそうな感じだったのです。

バリアフリーにするためには、構造となっている床下の梁をカットしなければならないかも・・・という懸念にぶつかったのです。

 皆様ご存じの通り、住宅には木造建築のほかに、プレハブ、軽量鉄骨、コンクリート住宅などがあり、それぞれが特有の構造をもとに計算し、設計されています。

 この構造というのがリフォームにとっての問題で、家全体を支える構造の一部として組み込まれている壁・柱・床下・梁などは、本来は切ったり撤去したりすることができません。

 それを、リフォームのときに邪魔だからという理由で簡単に切ってしまう例が多いんですね。でもテイキング・ワンは建築士が建設業許可をとって仕事していますので、そんなことはできません。

 だから、たとえ他のリフォーム業者が「できる」と言ったプランでも、テイキング・ワンでは「できない」、ということも多々あります。

  というわけで、資料さがしです。住居の図面には浴室の梁がどうなっていて構造としてどう働いているかまではわかりません。いまついているユニットバスの図面があれば、目に見えない浴室の床下がどのようになっているか類推できるでしょう。いまついているのはLIXIL(旧INAX)のユニットバスです。さっそくLIXILに相談しましたら、みごと、その家についているユニットの図面が手に入ったのです!

 これは意外とすごいことなんですが、どのようにすごいのか説明すると、ただでさえ長くなっているブログ記事が倍長くなるので割愛しますが、とにかくすごいことでした。

 この図面が手に入ることによって、リフォームしてバリアフリーにできることが確認でき、無事、キッチンも浴室も、奥様のご希望通りのプランで進めることができました。

 できあがった図面がこれです\(^o^)/

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  もちろん、奥様には一発でこのプランを気に入っていただきました。キッチンの仕切り部分をカウンター式の対面キッチンにし、天井を大きく開口。外壁側の収納スペースまで「見せる」演出と、インテリアの床材や建具に明るい色を採用することで、同じスペースでも、かなり広く、そして明るく感じるはずです。

 あとはスイスイと運びました。

 下調べを充分にしていたので、工事中に問題も起きず、工程どおり、見積予算どおりに工事は完成し、予想以上のできあがりに、とてもお喜びいただけました。

 

【浴室 工事前】

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入口がかなり上がっています。これがバリアフリーになったら、動きやすいばかりでなく、全体のデザインもすっきりします。

   ↓

【浴室 工事後】 

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本当にスッキリしましたね。これで脱衣場もひろびろと使えそうです。これだけ入口の開口が幅広いのは、3枚引き戸だからです。

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皆様も、もしこれから浴室リフォームされる時は、条件があえばぜひシステムバスの3枚引き戸タイプをチョイスされて下さい。広く使えるし明るいし、折れ戸や開き戸に比べてドアの開け閉めもスムースです。

下は、浴室全体の写真です。

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明るく清潔な、すがすがしい色合いですね。

廊下も、床の色や建材、扉を変えると、こんなにもイメージが変わります。

   ↓

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 そして、とくに期待していなかったけど、終わってみればこれが良かった!

 というのが、断熱内窓インプラスです。

 リビングの大きな窓も、これだけ広いと冬は寒気がすごいのですが・・・

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リフォーム後はこんなにおしゃれになって、かつ、二重窓なので寒気が室内に入り込みにくい。↓

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 いかがでしたか?

 広くて明るくて、そして温かなぬくもりの感じられる家。

 わんこの背中が幸せのシンボルみたいで、ほのぼのしますね♥