リフォーム用玄関ドア施工事例ご紹介
ご存知の方も多いかと思います。
リフォーム用に開発されたLIXILの玄関ドア「リシェントⅡ」
壁をまったくこわさずに、玄関ドアが取り替えられる、まるで魔法のような玄関ドア。その取替の様子を、写真でご紹介していきます。
今回の工事のポイントは、
「玄関ドアを、引き戸にリフォーム」です。
夏になると、玄関に網戸があったらな~って思いますが、玄関ドアにはドアクローザーがあって、それが邪魔になって、きちんとした網戸はなかなか付けられません。
LIXILには、昔から、そんな出入口のために比較的簡易に取付ができる商品、「しまえるんです」という網戸がありますが、あくまでも簡易取付ですので、強い風などには弱いと感じます。なにより、ドアを開けっ放しにしていると、ひもかなにかでひっかけておかないと、ドア本体が風でバタン!と閉まるので、ちょっと危険ですね。
この玄関が引き戸だったら、開け閉めもスムーズだし網戸もしっかりと付けられるし、でも・・・
もし、もしも玄関ドアが幅1間(約1m80cm)あれば、LIXILのリシェントで、玄関引き戸にリフォームできます。
ただ、この「幅1間」というのが、思いの外わかりづらく、ほとんどの方が、下の写真で言えば茶色のドアの部分だけが玄関ドアだと考えられます。
じつはドアの両側についているガラスの部分も含めて、黄色い枠の部分、幅1間分が「玄関ドア」になるのですが、わかりにくいですよね。だって、実際に開けたり閉めたりするドアは真ん中の茶色い部分だけなんですから。
ということで、この玄関ドアを網戸付の引き戸にリフォームする工程を見ていただきます。
まず、黄色枠内のパーツを撤去していきます。
ドアをあけました。
↓こんなふうに、ガラスの部分まではずしてみると、黄色で囲んだ部分が玄関ドアとして一体になっていたのがよくわかりますね。
リシェント玄関ドアの施工方法は「壁をこわさない」なので、両端の太い柱はこのまま残して、新しい玄関ドアの枠組みを組み立てていきます。
↓組み込んだ枠に、らんまのかすみガラスが入りました。
これでグッと引き戸らしさが出てきました。
↓次に、引き戸のレールを敷いたところです。
↓拡大してみます。どこもこわさず、きれいに仕上がっています。
あとは引き戸をレールに載せてあげれば、あっという間にリフォームは完成です。
実際、この工事は夕方3時頃には終わりました。
では完成写真のおひろめで~す!
じゃじゃん!
ドアが、みごとに引き戸に変身しました。
そして、引き戸と言っても、横桟デザインで、洋風のおうちにぴったり似合っています。
リシェントの良いところは、和洋どちらにも似合うデザインが用意されているところですね。
写真はアルミのオータムブラウン色ですが、ほかにも木目柄の深い色合いのもの、洋風の家にぴったりの明るい木目柄のものなど、バリエーションも豊富です。
そしてなにより良いのが、枠をはずさないから、壁をこわさずに工事できるところです。
これって、じつはとても工事費の節約になるのです。
枠をはずす時に壁をこわしたら、新しい玄関ドアを付けたあと、壊した壁の補修・補修した壁の塗装、そして玄関内側の壁も補修して、クロスも貼り替えないといけません。
工期自体も、リシェントなら1日かからずに終わることがありますが、壁の補修などするとなると、2日から3日はかかります。
それがたいへんで、工事費もかさむことから、リフォーム用ドア「リシェント」は開発されたのですね。
玄関ドア取替の施工例として、以下のページもありますので、ぜひご覧ください。
と、ここまで書いて、肝心の網戸の写真を撮っていなかったことに気づきました。
みなさまにお見せできなくてたいへん申し訳ありませんが、ちゃんと網戸がついています。そして「引き戸になると、荷物を持って開け閉めするのが本当にらくちん」とお喜びいただいております。