テイキング・ワン施工例のページ

テイキング・ワンの施工実例を集めたページです。まだ掲載物件は少ないですが、随時増やしていく予定です。どうぞごゆっくり見ていってくださいませ。

雨樋、破風(鼻隠し)の改修

いま、長期優良住宅化リフォーム見積中のお客様用に資料を用意していたら、これは皆様にお目に掛けておいた方が良いだろうという施工実例が出てきました。

外壁塗装をするときに、痛んだ鼻隠し(写真の赤枠部分)と雨樋を取替た工事です。

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この部分はとくに日焼けしやすく、何度ペンキを塗っても塗膜がぽろぽろと剥がれてしまう、そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。

それは外部に使われた木部の宿命と言えます。

木製のウッドデッキや木製の濡れ縁も同じですね。だいたい5年に1度は塗り替えないと良い状態を保てません。

なので最近の住宅は、木造住宅でも、この鼻隠しの部分だけは樹脂製、あるいは板金で巻いた住宅が多くなってきました。

 

それを、リフォームでも施工できます。

一見、上の写真とは別の家のように見えますが、雨樋と鼻隠しをリフォームして、このようになりました。

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赤枠の部分が、さきほど傷んでペンキのはげていた木部を、板金で巻いたものです。

板金といってもわかりにくいですよね。

これはガルバニウム鋼板といって、強く、さびにくい鋼板です。

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ガルバリウム鋼板 - 日鉄住金鋼板株式会社

 

テイキング・ワンでは、10年以上前から、この材料で外部の木部をリフォームしてきました。

写真のお宅を施工したのは平成20年です。毎回近所を通るときは必ず外から状態をチェックしていますが、施工時と変わらぬ状態を保っています。

 

もし外壁塗装のとき、鼻隠しや雨樋が傷んでいたら、せっかく足場をかけるのですから、一緒に施工されてはいかがでしょうか。

 

 

 

ミニ知識

住宅の印象は、屋根から軒先にかけての仕上げ具合に大きく左右されます。

「一文字葺き」などは、軒先をスッキリ見せるための瓦葺き方法で、昔は銅板平板などを使用して瓦を葺いていました。

いま銅板は価格が跳ね上がり、また、酸性雨に弱く穴があくなどの症例が増えているため、一般住宅ではガルバニウムで平板を作ることが多いようです。

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「一文字瓦」を用いて、和瓦の軒先をスッキリと見せる方法もあります。

このように、日本の住宅文化では、軒先をスッキリさせることが住宅の「粋」につながっていたのですね。

いまも昔も、軒先を姿よく維持することは、メンテナンス上はもちろんのこと、美観的にも、とっても重要なことだと言えます。