和式の便所を洋式にリフォーム
今日は雨。
晴れる日は、朝がずいぶん冷え込むので、ついつい着込んでしまって、お昼になったら汗だく…という日が多い今日このごろですが、こんな雨の日は、朝からあまり気温が変わらず、すごしやすい一日となっています。
さて今日ご紹介する施工事例は、トイレリフォームです。
洋式便器を取り換えるリフォームなら、だいたいの工事内容がおわかりだと思いますが、和式の便所を洋式にするには、どんな工事が必要でしょう。
まず、工事前写真です。
ちょっと狭い空間となっています。右側の壁の向こうが手洗い場の洗面台置き場となっているので、今回、この壁を解体して、広い空間を確保する計画となりました。
図面で見るとわかりやすいと思います。
この、真ん中の壁を撤去して、ひとつのトイレ空間にします。
こういう工事は、小さな空間に、大工さん、水道やさん、電気工事さん、クロスやさんなど他業種の職人さんが入るので、段取りがたいへんです。
そして駐車場。
テイキング・ワンのお客様は、みなさま快く自宅の駐車スペースを職人さんの作業のために貸してくださるので本当に助かります。
ではいよいよ解体工事です。
和式便器を取り外したところです。
このあと、床のタイルと、その下に埋まっている土も全部取ってしまいます。
上の写真は、隣にあった洗面台スペースとの間仕切り壁も撤去し終わったところです。
解体工事は思った以上に時間がかかりました。お風呂の解体も同じですが、タイルの壁や床をはつって基礎の土まで取り除くのは、けっこうたいへんな作業となります。
ここから新しい壁・天井・床を下地を組んで断熱材を入れ、出入り口の片引き戸の枠を作ります。
壁にクロスを貼りました。あとは便器をつけて、引き戸を入れるだけです。
ここまでで3日かかりました。
↑ 片引き戸をつけて、いま洋式便器を取り付けているところです。
完成です。
全工程、4日。
この工事で費用は60万円~70万円です。
もし壁を取る作業がなかったら、費用も工程も、ここまではかかりません。
でも、どうせリフォームするなら、画期的に便利になった方がいいし、出入り口ドアなども古いままより新しいものに取り換えた方が、仕上がりがまったく変わります。
ピンポイントで便器だけ取り換えるより、トイレの空間全体を
「便利に・快適に・美しく」設計する。
そんなリフォームの方が、お客様の喜びと感動が大きいですので、あとはご予算と相談しながら、設計・施工をしています。