浴室リフォーム工事 E様邸
給湯器から水が漏れている?
そんなお電話をいただいて、私が現場確認にうかがいますと、たしかに給湯器の置かれている台の下部分の土が、かなりぐっしょりぬれています。
でも、給湯器本体からは、どこをさがしても水漏れ箇所がみつかりません。給湯器自体も普通に使えて、「お湯が出ない」などの不具合はないということです。
ということは・・・給湯器の置かれている下の地面のどこかで給水管が破れている可能性が高いですね。
掘ってみたら、やはり土中の古い給水管が錆びて水が漏れ出ていました。塩ビ管で修理をして、この部分からの水漏れは、無事、直りました。
ところが・・・
給湯器のそばにある浴室の水栓金具、この付近のタイルに耳をあてると、「シュー、シュー」と、一定の間隔を置いて水が噴き出すかのような音がきこえてきます。
お話をうかがうと、このお宅では井戸水をご利用ということで、井戸ポンプの動きに合わせて、壁内の水道管の水が吹き出たり、停まったりしているようなのです。
給湯器の下と同じように、浴室の壁内でも水が漏れているのなら心配です。E様は、この際浴室まわりの古い給水管を全部やりかえて、井戸水から市の水道に切り替えたい、というお気持ちをお持ちです。
でも予算もありますから、取りあえず浴室の外壁を一部剥がして、今漏れている水道管の修理だけをするお見積もお出ししました。
悩みに悩まれた末、浴室を、ユニットバスにリフォームすることに。
悩みに悩んだけれど、いざリフォームが決まると心がウキウキ。E様の奥様は、「浴槽は絶対にピンクにしたい!」と楽しそうです。「ピンク~?」と、ご主人様は微妙な反応。。。(^^;
ご主人様が一番気になっているのが、浴室まわりの壁や床下がどんな風になっているか、ということでした。
解体工事が始まると、給水管の水漏れしていた場所や、そのまわりの建材の状態を随時ご主人様に確認していただき、外壁内部に断熱材の入っていなかったところに新しい断熱材を入れるなどの、あらかじめ見積段階で予定していた、解体したときでなければできない手当を行います。
ご主人様の不安が解消できたところで、いよいよバスユニットの組み立て工事に入ります。ここから先は、奥様の出番です?????
組立完了\(^o^)/
こだわりの、ピンクの浴室のできあがりです。ユニットバスは、TOTOのWBシリーズ。WBシリーズは、いろいろなタイプの大きさの浴室に対応できるので、マンションなどでもよく使われます。
もちろん床はカラリ床、浴槽は、冬でもお湯がさめにくい魔法びん浴槽です。冬になったら、給湯器にかかるガス代が、ずいぶん節約になるはずです。たのしみですね!
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井戸水は、給排水管を腐食させやすいので(ウォシュレットなどの精密機器の故障の原因にもなりやすいのです!)、当社では、お客様からご相談があったときは、庭の散水などに限定して井戸水をご使用いただくようお奨めしています。
キッチンリフォーム工事 H様邸
キッチンをリフォームしよう!と思うきっかけは、
1.水栓金具や排水管からの水漏れ
2.換気扇がこわれた
3.台所の床がブカブカ
以上の3点が圧倒的に多いですね。
もちろん、それだけが理由ではなく、ほとんどの方が、「前々からリフォームしたいと思ってはいたけれど、キッチンが使えないわけではないし、なんとなく贅沢な気がして、なかなかリフォームに踏み切れなかった」と、おっしゃいます。
主婦の城であるキッチン(シンク)は、浴室やトイレのように家族みんなが使う場所ではないだけに、「自分だけのためにリフォームするみたいで、気がひける」と感じられる方が多いようです。
それだけに、いざリフォームということになると、必要以上に凝ってしまうのもキッチンリフォームの特徴です。
夢は無限に広がるけれど、予算や現実の間取りと照らし合わせると、夢の半分も実現しない・・・そんなときこそ、リフォームのプロにおまかせいただきたいと思います。実現可能な範囲で、できる限りの工夫をこらし、あとは予算にあわせてシステムキッチンのグレードをあげたり下げたり。
最初から、「あれもこれも」と考えるより、「これだけは」という部分を優先して、捨てるべきところは捨てる。そうすることで3年後、5年後に、「リフォームして本当によかった」と必ず感じていただけるようなご提案を、わたしたちは提供したいと思っています。
さて、前置きが長くなってしまいました。
今日はH様邸のキッチンリフォーム事例をご紹介します。H様はTOTOショールームのイベントにご来場のさい、
「吊り戸棚は、いまのままでいいから、下のシンクだけを取り替える」
と、おっしゃっていました。
そういうリフォームも、近年増えてきました。吊り戸棚が作り付け家具のようになっていたり、ぜんぜん痛んでいなかった場合、下台だけを取り替えても、そう違和感はないのです。ただしそれは、現場の状況によります。
H様のキッチンの場合、レンジフードがひどくお手入れしにくいものだったため、「換気扇だけは新しいものに取り替えたい」というご要望だったのです。
だけどご希望のレンジフードと、いまのフードとは、大きさが著しく違うため、取り替えるとなると、吊り戸棚を撤去しないと入りません。
それらのことを含んだ上で、最終的にH様は、
「せっかくリフォームするんだから、後悔しないように、ちゃんとやろう」
と決められて、吊り戸棚も下台の扉がらにあわせて取り替える決心をされました。以下はキッチンリフォーム工事の流れです。
流し台を撤去したところです。こんな風に、器具を置いていないところはタイルが貼られてないんですね。
流し台を全部撤去し終わりました。新しいキッチンにあうように、給排水管を移設します。
これからキッチンパネルを貼っていきます。
キッチンパネルを貼ったら、いよいよシステムキッチンの組み立てです。
レンジフードと吊り戸棚が入りました。
引き出しが入ると、いよいよ完成に近づいていきますね。キッチンはTOTOのクラッソです。
できあがりです!あとは細部をお掃除して、お引き渡し完了です。
上下とも白い扉柄にしたからキッチン全体がとっても明るくなって大正解、お客様も大満足。その後、当社で浴室のリフォームもされました\(^o^)/
いかがでしたか?
もし、最初の予定通り、吊り戸棚は取りかえずに下台だけを取り替えていたら。。。こんなふうに、きっちりとは収まらなかったと思います。
私たちは、お客様の夢やご希望に充分耳を傾けた上で、出来ないことは出来ない、おかしなことはおかしいと判断して、最終的なご提案をしています。
その上でご満足いただいているお姿を拝見するとき、そのときだけが、「やりがい」を感じることのできる一瞬です。
H様、本当にありがとうございました!
トイレリフォーム工事 K様邸
★K様は、テイキング・ワンのTOTOショールーム相談会にご来場いただいたお客様です。戸建て2階建て、築年数約20年の工業化住宅にお住まいです。
1階・2階のトイレリフォームご希望内容まとめ■■■
・1階トイレの便器付近の床を踏むと、ギシギシと音がする。下地が腐ってないか、床下が悪くなっているのではないかと、目に見えないだけに心配。
・今の床がクッションフロアなので、古くなって汚れが目立ってきた。
・2階の便器は一度修理したけれど、結局良くならなかったので、ずっと使っていない。(せっかく2階にあるのに、もったいないですね!)
それでは現場を見ていきましょう■■■
★まずは1階トイレです。L字型のトイレでした。赤い部分を踏むと、たしかに「ギシギシ」と音がします。便器をはずしたあと、配管を移動するとき床下を確認して原因を追求しなければ!
▼赤い部分を踏むと音が鳴りました。
★次にクッションフロアの下地がどうなっているか、確認します。
▲良かった、下地は木でした。
もしも下地がコンクリートなどだった場合、便器取替の際の給排水管移設工事は、けっこうたいへんな作業になります。
一戸建て住宅で、床下がコンクリートで埋まってるなんて、そんな家が本当にあるの? ってお思いかもしれませんが、案外とあるんで、油断ができません(^^;
★続いて2階のトイレです。
▲今のTOTO便器は給水管が、向かって左側についているので、便器を取り替えるなら、給水管の移設も必要です。
施工内容は・・・
・TOTOピュアレストEX便器(手洗いなしタイプ)×2台
・TOTOウォシュレット アプリコットF1A ×2台
・大建工業トイレ用フロア
・便器取り替え工事(給排水管移設工事と既設便器廃棄処分含む)
・床材上貼り・幅木取り替え大工工事
お見積、契約が終わって、いよいよ工事です■■■
▼2階の便器をはずしたところです。
楕円形の茶色い輪っかが、便器の跡です。これがニオイの原因になったりします。
▼このあとクッションフロアをはがして、給排水管の移設をします。
▲ こんな感じで、給排水の移設完了です。
▼トイレ用床材を貼りました。
ギシギシと音が鳴る原因は、トイレの排水パイプが、床下で、根太という部材にあたっていたからでした。パイプが根太にあたらないように細工してやり、また、床がちょっとさがっていたので床下に一箇所基礎を新設し、さがっていた床を下から押し上げてレベル調整しました。
▲ 床を貼り終えたら仕上げに巾木を打っていきます。大工さんのていねいな仕事に、お客様も大満足されていました\(^o^)/
▼手洗い器の給排水管も一度はずして床を貼ります。
▼こんな感じできれいな仕上がりです。
ついに完成!スッキリとした、ぴかぴかのトイレになりました!■■■
▼1階で~す。
▼2階で~す。
☆テイキング・ワンでは、水回り工事をしたときは、施工後1週間目に点検にうかがうようにしています。工事が終わったばかりのときは、お客様もお疲れですので、簡単な使い方の説明をするだけにしておいて、1週間後に、「これはどうしたらいいの?」「ここがよくわからない」というところをお尋ねします。
一週間使ってみたら、案外、わかっているようでわからないことが出てくるからです。
そして、大事な「お手入れ方法」も、そのとき一緒にご説明します。
TOTOのウォシュレットアプリコットは、キレイ除菌水がついてセフィオンテクト加工されていて、だから、こんな風にお手入れしていただいたら、キレイがより長持ちするんですよ~という説明を、ゆっくりお客様とお話しながらやっていきます。
工事が終わったばかりのときに、それらをいっぺんに説明したって、なかなか覚えられませんものね!
一週間後に訪問すると、
「お掃除が本当にらくになった」
「大工さんが上手だったわね~」
と、お客様が予想以上に喜んでいただけていたので、私も本当にうれしかったです。
ありがとうございました、kさま!!