するつもりのなかった浴室リフォームで、大正解!の巻
「リフォームしよう!」
と、思い立つ、あるいは、
「見積頼んでみよう!」
とアクティブになるきっかけって、いろいろあると思います。
新聞の激安チラシを見たり、リフォーム相談会のチラシをみて実際に足を運んだら、なんとなくその気になったり。
でもそれ以外にも、チラシやイベントに関係なく当社に電話やご来店いただくお客さまもいらっしゃいます。そのほとんどの方が、住宅に関して明確な目的をもってらっしゃいます。
「キッチンが古くて暗いから、明るいステキなキッチンにしたい」
「浴室の段差が危ないから、バリアフリーのシステムバスにしたい」
「リビングの風通しが悪いので、どうしたらいいか相談したい」
そして、その明確な目的に沿う形で、私達プロがプランや設計を提案し、細部まで打ち合わせをしていく中で、最終的には予算にあったお見積内容にて工事のご契約、という流れになります。
H様の場合も、とても明確なご希望がおありでした。
その目的とは、
「雨戸や玄関ドアが木製なので、アルミサッシに替えたい」というものでした。
H様は、昨年当社が工事したS様のお知り合いで、S様から「テイキング・ワンいいよ~」と聞いて、当社にお電話いただいたのでした。
さっそく現場調査にうかがいました。
ところが、実際に現地にて打ち合わせをしていると、どうも浴室のリフォームにも興味がおありのご様子。
「雨戸や玄関と一緒に、浴室リフォームの見積もしてください」
「それでしたら、ぜひLIXILのショールームで打ち合わせをしましょう。LIXILショールームなら、玄関ドアやサッシ類、システムバスなどの商品がたくさん展示されているので、全部ご覧いただけますよ」
という運びになりました。
昨年末の、消費増税前の時期だったので、できれば増税前に工事された方がお得かなと、急いで概算見積をお出しして、あとはショールームで細部の仕様決めをとおすすめしたのですが、H様もお忙しく、いざショールームへ!となると、なかなか奥様とご主人様の時間をあわせることができなかったのです。
そして、
「忙しいので工事は来年の春、消費増税のあとにします」
ということになりました。
・・・それから半年。
今年の4月、当社ではLIXILショールームにてリフォーム相談会を開催することになりました。
そろそろH様もお時間にゆとりができた頃かなと思い、ぜひご来場くださいとお声をおかけしましたら、ご夫婦そろってショールームに来てくださいました。
半年という長い期間があきましたが、だいたいのお見積はお出ししていましたので、するすると前回打ち合わせた内容の続きができました。
システムバスの床やバスタブ、壁の材質や色決めをし、洗面所の床はこれ、壁はクロス張替、新しいスイッチはここ、コンセントはこことここ、と、図面を見ながら再確認、あとは最終的な見積書を作成してご契約です。
と、ここで、当初の目的であった玄関ドアと雨戸のリフォームをどうするかという問題が勃発です。
半年の間に、H様ご夫妻の間では、浴室リフォームのウェイトが大きくなり、玄関ドアや雨戸との優先順位が逆転していたのでした。
ですので、見積は2種類に分けました
「玄関ドア・雨戸・浴室リフォームすべてを含めたお見積」
「浴室リフォームだけのお見積」
この2つを提出して、あとはH様にゆっくりお考えいただくこととなりました。
多分、相当悩まれたのではないかと思います。
でも、浴室リフォームは、実はご主人様が強く希望されていたそうで、結果、今回は浴室リフォームだけをする、というお返事をいただきました。
ただ、どうしても早めに取り替えておきたい雨戸が1箇所あるので、そこだけは今回同時に工事して欲しいということで、それで契約を交わしました。
無事、工事が終わり、新しいお風呂にご家族みなさん大満足いただいたようで本当に良かったです。
奥様は、ご自身が選んだピンクの壁がとてもお気に入り。
ご主人様は、念願(だったそうです)のくつろげる風呂にご満悦。
浴室扉を引き戸にしたので、前はジメジメしていたタイルの浴室が、いつも風を通せてとてもカラッと快適、そして
「昼なのに電気がついてるかと思うくらい」
浴室が明るくなったとお喜びです。
良かったですね。
玄関ドアはあきらめたけれど、最初は全然頭になかった浴室リフォームの方を優先されて、大正解だった。
という事例のご紹介でした。
当初の目的がいかに明確でも、打ち合わせをしていく段階でリフォームの内容が変わることもございます。
そんなときも、ご遠慮なく、なんでもご相談くださいませ。