台所の水漏れ改善工事事例
今年の春、洗面台を取り替えたお宅でのことです。
白蟻の床下点検も、もうかなりの間やっていないから・・・ということで点検の依頼を受けました。すると、台所のシンクの下にあたる床の部分が湿気てカビがはえ、木部が腐っているのがわかりました。
この写真で見た限りでは、流し台の排水管のまわりが腐りがひどいので、流し台扉をあけて中の排水管を確認するも、水が漏れた形跡はなし。
ということは、流し台の下のスペースで、排水管に亀裂が入るかどうかして、じわじわ水がにじんでいるのか?
これは1度、シンクをはずしてみないことには、原因の断定ができないなあ・・・
ということで、お客さまにご相談。
すると、今の流し台は古いし、水栓金具も使いにくい高さにあるので、どうせ1度はずすのだったら、新しい流し台に替えたいということになりました。
さて、注文しておいた新しい流し台がやってきました。
いよいよ流し台をはずして水漏れの原因を突き止めます。
はずします!
はずれました!
写真ではわかりませんが、水漏れの原因は排水管ではなく、水栓金具につながっている、タイル壁の内側を通っている給水管が、壁内のどこかで水漏れをおこしているようなのです。
またまた見えないところで!
と思いましたが、職人さんは、タイルの壁を壊すことなく、改善する方法を考えてくれました。
壁の中の、水漏れを起こしている給水管には水を流さず、外壁側からバイパスを通してやって、水栓金具に水を引き込む方法です。
それだと、大がかりな工事にもならず、お客さまも一安心。
水でふくれて悪くなっていた床を切り取って、新しい板でふたをします。
あとは新しい流し台をつけてから、外で給水管のバイパス工事を施します。
ぴっかぴっかの新品流し台になりました。
クリナップの流し台で、中も外も全部ステンレスです。さすがクリナップ。高級キッチンでなくても、いい仕事してますね~~~。
洗面台を取り替えたことがきっかけで床下点検をして、点検をしたおかげで水漏れに早めに気づいて、水漏れ修理をしたおかげで流し台が新しくなって、まるでわらしべ長者みたいねと、お客さまが喜んでくだすったのが、ありがたいですね。